茅ヶ崎城推定復元模型


茅ヶ崎城(概要)
茅ヶ崎城縄張り 城址公園入口 北郭 中郭 東郭 西郭 根小屋 腰郭 東北郭 城址公園案内図
 茅ヶ崎城(ちがさきじょう)は、神奈川県横浜市都筑区の早渕川を北に望む自然の丘の舌状台地(標高32m/比高20m)先端部に築城されており、東西350m、南北220mの範囲で、西・中・北・東・東下・東北の6郭と根小屋地区の7地区で構成されています。中世の城郭としては、比較的よく遺構が残っています。
 茅ヶ崎城は治安年間(1021年〜1023年)に多田行綱による築城とする言い伝えがありますが、正確な築城年代は分かっていません。15世紀後半に最も大きな構えとなりました。16世紀中ごろには二重土塁とその間に空堀が設けらられました。(この築城方法は、後北条氏独特のものとされています)。築城には、それぞれの時期に相模・南武蔵を支配した上杉氏(室町時代)や後北条氏(戦国時代)が関与していたと推定されます。
 「小田原衆所領役帳」によれば、茅ヶ崎一帯は小机衆の一員である座間氏の所領だったことから、茅ヶ崎城は小机城の支城で、座間氏(座間豊後守)が城代もしくは城番を勤めていたものと思われます。
 その後、後北条氏滅亡とともに廃城となり、江戸時代には徳川氏の領地となり村の入会地(共有地)などとして利用され、「城山(じょうやま)」という地名とともに今日まで保存されてきました。
 茅ヶ崎城跡は以前はただの雑木林でしたが、1990年(平成2年)から1998年(平成10年)にかけて横浜市ふるさと歴史財団が発掘調査し、2005年(平成17年)より横浜市が茅ヶ崎城址公園として整備を進め、2008年(平成20年)6月28日に一部公開しました。
 そして2009年(平成21年)11月2日、横浜市指定文化財(史跡)となりました。

茅ヶ崎城(推定復元模型・縄張図)
 模型は縮尺1/2400、外枠寸法は幅209o×奥行157.5o×高さ19oのほぼA5サイズの大きさ。台枠はフォトフレームを使用し、素材は、スチレン・木・ペーパー、樹脂粘土、等です。コーナーに飾り金具を取り付けています。(所蔵:田渕洋治 製作:岡田英樹)
茅ヶ崎城推定復元模型
茅ヶ崎城縄張図
茅ヶ崎城推定復元模型  模型は特注アクリルBOXに収納しました。アクリルカバーは、外形寸法は幅235×奥行184×高さ130mm、板厚3mmで、30mm厚の台座付きで、重量750g、アクリ屋ドットコムに特注しました。アクリルカバーは台座に嵌め込む方式ではなく、台座側面に外からネジ止めで固定する方式です。製作費は8,160円(税込)。模型は台座にゴム足(t=2mm)を介して接着固定しています。
 名称銘板は、城郭名称と縮尺を記入したものを東急ハンズ新宿店デザイン工房に特注しました。寸法は、50×10mmで板厚0.5mmです。方位板は、長谷川模型に特注です。アクリル製で直径10mm、厚さ2mmです。1個324円(税込)ですから10個まとめて発注です。
 アクリルBOXに入れると博物館の展示模型のようになり、見栄えが格段に向上します。
(展示ケース組込み:田渕洋治)

茅ヶ崎城(地図)
茅ヶ崎城址地図

茅ヶ崎城(YouTube)